シシリアンキスも好き
本はなんでも読みますが、好きな作家、と言われて真っ先に思い浮かぶのは江國香織さん。学生の頃に買い集めたのとひとりぐらしワンルームにスペースがないのとで文庫本ばかりですがはちゃめちゃに好きです。
何を読んでも響くのは今のところ江國さんだけです。小説もエッセイも静かなのに引き込んでくる力がものすごくて、あっという間に時間が過ぎてしまう。あと女性がとても力強くて、でもよくある「強い女!」ではなくて芯の強さというか、しなやかさというか、こういう風に生きたいと思う女の人ばかりなのです。
そしてどの世界もとても自由。恋愛は性別にも契約にも縛られないし、お風呂に入る時間にも決まりはないし、ただまっすぐに生きていく。
何度読んでもその度に救われたり苦しくなったり、お酒を飲みたくなったりします。
思う存分ミントジュレップを作りたいので、ベランダでミントを育てたい。
長風呂のお供
お湯に浸かると身体がいかに冷えていたのか実感します。手や足の先はじわりじわりと痛いくらい温かさに馴染んでいく。夏のお風呂も気持ちがいいけど、やっぱり冬は格別です。いつまででも入っていたい。
入浴中は本を読むのが習慣になっていて、ふやけてもいい文庫本やペーパーバックを持ち込みます。文庫本はたいてい古本屋さんで気になったものを買って、読んで面白かったら新品(またはKindle)で買い直すのが自分ルール。相性が悪かったときはそのまま処分。古本屋さんで買っても作家さんの利益にはならないそうなので、気に入って手元に置いておきたいものはきちんと買うようにしています。古本屋さんは新しい本に挑戦するのには良いところです。
いま読んでいるのはグレアム・グリーン著「情事の終わり」。まだ読み始めたばかりですが、今のところ身につまされる出来事が多くて複雑な気持ち。最後どうなるのか、怖楽しみです。まあタイトルからいえば終わるのでしょうけどどう終わるのかって大事ですから。
その前まで読んでいたのは梨木香歩著「エストニア紀行」。これがもうすばらしいエッセイで当然ながらエストニアに行きたくてたまりません。文庫本だけどカラー写真も載っていてそれを見るだけでも楽しい。エッセイなのに物語を読むように引き込まれてしまうのが梨木さんの力なんだろうなあ。特に好きなのはパルヌのホテルのくだり。自分が旅行中にこんなホテルに出くわしてしまったら梨木さんのような余裕は絶対ないけど、でもアメリアには会いたいと思う。
1日の終わりにのんびり本を読む時間がある贅沢。これであしたもがんばれる。
のんびりごろり
遅く起きてごろごろしていたらまた眠っていて、夕方起きたので買い物に行こうかと思っていたけど結局やめて先ほどごはんを炊き始めました。だってコナンくん始まっちゃったから。冷凍庫にいる最後の餃子を焼いて、お湯注ぐだけのスープとごはんで夕食の予定。明日仕事帰りに野菜を買って来てスープを作るんだ。
恋人は今朝遅くに帰って行きました。わざわざタクシーを呼んで。誰かに見られたらよろしくないのでお出かけもできない。どこか知らない人しかいない遠くに行きたい。とはいえ。もっと一緒にいたいと強く思うし、帰り際はいつも寂しいけど、ひとりになると少しほっとする。これくらいがちょうどいいんだろうなあと思う土曜日でした。つまりは100点満点です。
善ではないことはわかってる、けれど
仕事始めでした。同じ境遇の方おつかれさまでした。来週もまたがんばりましょう。
明日はお休みということもあり同期とかと飲んだりしていたのですが、恋人から連絡があったため飛んで帰っています。やめようと思った矢先にこれです。だめです。でも酔っ払いは誰にも止められません。部屋がとっ散らかっていることも、お化粧が崩れまくっていることもわかっているけれども会いたいのでこのまま駆けていきます。さっきほんとうに駅まで走ったらわりと人に見られてしまった。
新しい靴で靴擦れがすこし痛いけど、それよりも急がなきゃと思ってしまうので速足で
待たせたら終わってしまうかもしれない、なんて思う関係はとっとと終わらせた方がいいことは分かっているのですが、それでもどうしようもないのですからどうか今だけは大目に見ていただければと思って、どうか
つやつやきらきらの新年
新しいお財布を買いました。
ふたつも。だってかわいかったから。
普段使いはつやつや濃ピンクの長財布。軽くて使いやすさもにじゅうまる。三つ折りは小さいかばんの時用です。冠婚葬祭でも悪目立ちしなさそうなおりこうさん。
お財布買いに行く前に鶴岡八幡宮へ初詣に行ってきたので重ねて良い気分。今年もがんばるので見ていてくださいね、あとわたしの大切な人たちと猫たちがつつがなく暮らせるよう見守ってくださいとお願いしてきました。大変混んでいましたがお天気がよくて気持ちよかったです。
三が日の間はあんまり働かないと決めているので帰ってきてからものんびりしています。夕飯はおじやにする予定。
たそがれを捕まえに行きたい
日の沈みかける時間帯はなぜだかもの寂しい気持ちになります。電車の窓から見える景色に昼間よりも心惹かれる。空の色が青からオレンジへ融ける境目はどこなのか、いつまで見ていても分からない。境目に飛び込んでしまいたいのに。
iPhoneのカメラはとても優秀なので、仕事の記録用やメモがわりの写真なら十分なのですが、休日にゆっくりスリッパを撮ったり夕暮れに挑戦したりする用のちょっといいカメラが欲しくなっています。実家の猫ももっと可愛く写したいし。
オリンパスのPENやNIKONのEOS Kissあたりが初心者向きなのかしら、と思いつつさっぱりよくわからない。草木と花と動物と、出かけたときのちょっとした景色をのんびり撮りたいだけなのだけれど。
初売りセール中の電器屋さんをうろうろしてみようと思います。