世界は壊れたはずなのに
今朝もよく晴れていて
いつも通り車も人も転がっていて
わたしはちゃんと学校へ行った。
なにも変わらない日常。
ちがうのは君に声をかけられないということ。
名前で呼べないということ、おうちに行けないし一緒に眠れないということ。
ふたりでごはんを食べられないということ。
困らない。
だけどそのことがかなしいし、
そのせいで
罪悪感がひとを殺しそう。
こんなわたしがどうしてのうのうと生きてるの
あんなに優しくしてくれた人を
あんな理不尽に突き放したのに
こんな優しくしてくれる人を
利用しようとしてるだけかもしれないのに