あるまじろ日記

武装はそこそこに、ちいさいものです。

「世界らん展」と園芸について考えてみる

お題「今日の花」

 

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東京ドームで開催中の「世界らん展2019 花と緑の祭典」に行ってきました。

上の画像は假屋崎省吾先生の作品(の一部)。巨大すぎて写真に収まらず。はちゃめちゃに華やかでした。人がたくさんいて撮るのも大変。

 

らん展ですから蘭、それも洋蘭がメインで賞取った鉢からガーデニングやハンギング展示までそれはそれはたくさんありました。たぶんいろいろ見逃してる。大賞を取った花は並ばないと近づけないくらいの大盛況です。並びたくなかったので遠目に見ていたため写真はありません。わたしが一番可愛いと思ったのはこの子。

 

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Ctsm.Grace Dann ‘Chadds Ford’

カタセタムという落葉性のランだそうです。シンビジウムとかファレノプシスとかカトレアとかくらいしか知らなかったので、こんな子もいるのねと新たな出会いに嬉しくなりました。育ててみたい……

 

カタセタムちゃん連れて帰りたかったけど、販売ブースもとても混んでいて、日本春蘭がうちに一匹いるだけ(しかもまだ育てて半年足らず)の超初心者にはその場で好みのものを探して選んで購入するというハードルがあまりに高く断念。あとでネットで探そう……

 

しかし来場者の少なくとも8割は50代以上、たぶん60代70代が一番多いんじゃないかという会場に、20代おひとりさまで突入してしまったので大変疲れました。園芸業界は超高齢社会だということを改めて実感。おそらく若い人狙いだろうと思われるフォトスポットなんかもあったけれど、全体的にまだまだ高齢者向けでした。ダサい服とか雑貨とか(失礼)売ってたりシニア向け旅行企画紹介してたり。あと初心者向けのものがない。初心者が買いにくい。だってわたしが買えなかったから。

 

コンセプトを蘭だけでなく「花と緑」にしているのは園芸人口の若返りを目指す、ないしは園芸に興味を持つ人を増やす一環なんだろうとは思うのですが、ちょっとこれでは微妙ではないかしらと思いました。まあ「若返り」といってもターゲットは30〜40代くらいだと思うので、わたし世代に響かなくても良いのかもしれませんが。

 

あと印象的だったのは「とりあえず多肉」感。いつまでブームが続くかしら。